資本コスト上昇と経済成長鈍化に対する懸念が高まるなか、不動産の価格調整が進んでいます。
要 旨
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不動産の価格調整
上場不動産証券市場は年初来で大幅に下落しており、また、実物不動産市場においても、経済成長率の鈍化、資金調達コストの上昇や資金調達環境の悪化などを背景に、不動産価格が下落する可能性があります。 -
力強いリターン創出の可能性
上場不動産証券市場は実物不動産市場の先行指標となる傾向があるため、上場不動産の価格が底を打つことは、両資産クラスにおいて強固なリターンが得られる投資機会を示唆すると考えています。 -
長期的な勝ち組と負け組
また、非伝統的な次世代の不動産セクター、サンベルト地域のオフィスや住宅、郊外と都市が融合した「サーバン・コミュニティ」、そして市場環境の変調を受け苦境に立たされている物件タイプなど、不動産を取り巻く環境が変化する中で、いくつかの注目すべき投資機会が生まれていると考えています。
上記の内容は、レポートの一部をまとめたものです。