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大型バリュー株戦略

過去の実績によると、配当成長銘柄は無配銘柄を大きく上回るパフォーマンスを創出しており、それをより小さいリスクで達成しています。

配当成長銘柄が示すリターンの優位性

配当は長期的な株式のリターンに不可欠の構成要素ですが、配当には単なる金額以上の意味合いがあります。安定した配当性向の上昇は、経営陣が自社の財務健全性と将来の利益見通しに関して自信を抱いていることを明らかに示すものです。以下に示すように、配当成長銘柄は従来から、長期的に無配銘柄よりも低いリスクで高いリターンを創出してきました。

将来の配当成長を支える要因

米国の大企業の多くは、2008年の金融危機以降、総資産に占める債務の割合を削減し、自己資本を充実させることによって、良好なバランスシートを回復しました。2011年末時点で、米国企業が保有する現預金と有価証券は3.8兆ドルと、総資産の14%(20年前の7%から上昇)を占めました。一方、配当性向は過去の長期平均を下回る約50%です。

当面、内部留保は高水準を維持する可能性が高いと考えていますが、この内部留保が流動性を提供し、企業が将来の配当性向を引き上げることについて自信を高める支えになると考えられます。

配当に焦点を当てた長期投資

優良な有配当銘柄は、引き続き配当性向を高め、着実なトータル・リターンをもたらすことが十分にできると考えています。また、その強固なバランスシートと安定した収益は、下落相場において有益となり得るディフェンシブな特性を提供します。さらに、FRB(米連邦準備制度理事会)が低金利の継続を示していることから、投資適格債券の利回りは長期にわたり低水準を維持すると予想されるなかで、投資家は配当利回りの魅力的な銘柄に一段と注目すると考えています。これらの要因を総合すると、配当成長銘柄に焦点を当てることには、ファンダメンタルズと景気循環の両面で十分な根拠があると言えます。