リアル・アセット・マルチ戦略

リアル・アセットへの投資により、伝統資産である株式および債券への配分に伴う長期的なリスクの大部分を分散できる可能性があります。リアル・アセットへの資産配分は、様々な業種の多様なサブセクターで構成される大規模な投資ユニバースへのアクセスを可能にします。しかしながら、この投資ユニバースには複雑性を伴うことから、様々なカテゴリーのリアル・アセットを、ユニークでありながら一貫性のある資産クラスアプローチする枠組みが求められます。

当社のリサーチを基盤とする投資運用枠組みにおいて、リアル・アセットへ長期戦略的な資産配分を行う上で満たすべき主要な基準として、次の3点を重視しています。

大きな分散効果を提供できる可能性があり、ポートフォリオ全体のボラティリティを抑制し、リスク調整後のリターンを向上する可能性があります。

景気サイクル全期間にわたり長期的に魅力的なリターンを提供してきたこれまでの実績があり、成長性を犠牲にすることなく、ポートフォリオのリスク調整後のリターンを向上させる可能性があります。

高い正のインフレ感応度は、株式・債券ポートフォリオにおいて、インフレ加速による潜在的な損失の軽減に寄与する可能性があります。

当社では、リアル・アセット・マルチ戦略は、インフレ局面において株式・債券全体をアウトパフォームすると考えています。また、アクティブ運用は必要不可欠であり、トップダウンの戦術的資産配分とボトムアップによるセクターおよび銘柄選択は、リアル・アセットの分散ポートフォリオにおいて、強力な役割を果すと考えています。ただし、規律あるリスク管理プロセスの一環として、同資産クラスへの取り組みが必要であると考えます。適切な運用を行えば、リアル・アセット・マルチ戦略は、株式・債券ポートフォリオに対する理想的な補完として機能するとみています。コーヘン＆スティアーズは、グローバル上場インフラ株市場における以下の非効率性の活用を目指します：