当社のお客様本位の業務運営の実施に係る2023年度のKPIと取組結果
お客様本位の業務運営の取組状況(2023年1~12月)
2023年度の本方針に係る取組状況について紹介いたします。
1.方針の策定・公表について
当社は、本方針を2020年1月に策定し、ウェブサイトでの公表を開始しました。その後、継続的に毎年1月に前年度の取組状況の開示を行っています。今後も定期的に公表していくとともに、随時見直しを行います。
2.お客様の最善の利益の追求
当社は、コーヘン&スティアーズのグローバルなネットワークを活用し、既存の運用戦略におけるパフォーマンスの向上、新規の運用戦略の開発及び投資対象の拡大に努めて参りました。また、2020年以降、コロナウイルスの問題が世界的に拡がる中、安全な環境で継続的な業務対応が可能となる様、ITシステムの強化とそれに対応する内部管理態勢の強化を前年に引き続き実施いたしました。そして、2023年春のコロナウイルス問題の収束後は、対面でのセミナーやイベントのニーズが徐々に回復したため、国内の委託会社を通じて、そのニーズに対応した投資情報の提供を強化いたしました。
3.利益相反の適切な管理
当社は、利益相反の防止に関して、社内ルール及びコンプライアンス・マニュアルを策定し、随時見直しを実施しています。また、その実施状況につきましては、毎年外部の専門家による内部監査を通じて検証しています。
4.手数料等の明確化
当社は、コーヘン&スティアーズ・グループが運用するファンドにおける信託報酬等の各種費用について、2021年度以降においても国内の委託会社と協働して分かりやすい説明に努めてきました。
5.重要な情報の分かりやすい提供
当社は、お客様に適した情報提供で国内の委託会社を支援するため、コーヘン&スティアーズ・グループが運用するファンドや市場環境に関するセミナー・勉強会を、国内の委託会社向けにオンラインも活用し継続的に実施いたしました。
6.お客様にふさわしい金融商品・サービスの提供
弊社グループはニューヨークに日本語対応が可能なジャパン・チームを設置しています。また、2022年12月には弊社社員がジャパン・チームに異動しました。これによって、お客様と円滑かつタイムリーなコミュニケーションが可能となり、当社と協働することによって、お客様に対する適切な金融商品の提供とサービスの向上を推進しています。
7.お客様本位の業務運営を実現するための社員の適切な動機づけ等
各役職員の年次目標設定、業績評価・報酬はコーヘン&スティアーズ・グループの企業文化や行動規範を動機付けるものとなっています。また、各部門において従業員の能力・スキル向上のための社内研修制度の実施や外部セミナーへの参加等の諸施策を2023年度においても実施いたしました。